雑記

好きな映画は『お嬢さん』『青い春』『ピンポン』『天気の子』です

『プラダを着た悪魔』を観ました

先日金曜ロードショーでやっていた『プラダを着た悪魔』を観ました。

 

前評判としてブラック勤めをする話だと聞いていたので問題なく観れましたが、前評判がないとつらかったんじゃないかな〜とは思います。実際その通りなので……。

 

内容としては、ジャーナリストになりたかった主人公が面接に受かったのがファッション雑誌編集長の第2アシスタントで、こき使われるも認められず、仕事にやりがいを感じようと自分からファッションに興味を持ち美しく変貌していきようやく認められるも、結局はアシスタントを辞めジャーナリストとして活動するというもの。

 

仕事をする話なのでブラック勤めシーンが大半(あとは恋愛シーン)なのですが、ファッションに興味を持ち始めた主人公がめちゃくちゃ美しくて絵面だけで満点!!!みたいな気持ちになりました。一番好きな服は最後の仕事を辞めるシーンの深緑のドレスなのですが……。ドレス、布があればあるほどいい。

 

自己の芯を持っているのは大切ですが「やめるの!??あんなに自分に言い聞かせてたのに!??!?」と思いました。いや、それでいいならいいんですけど……。よくわからない……。彼女は彼女なりに楽しさを見出してたけど他人を蹴落とすような残酷な選択を迫られる業界にはいたくないという話だったのかな……。

 

タイトル回収も「そんな感じなんだ……」とちょっと意外でした。てっきり編集長のことだと思っていたので……。多分半分は合っており、服飾の悪魔に魅入られるということは全て差し出し犠牲にして他人を蹴落としてでも上を目指すということかのかなと……。

 

主人公役のアン・ハサウェイがとにかくかわいいのですが、オーシャンズ8を先に観たせいで「ダフネだ……」となるんですよね。ダフネもとびきり美しい女性なのですが。(オーシャンズ8は8人の女が大宝石を盗む完全犯罪を行う映画で、服がめちゃくちゃかっこいいケイト・ブランシェットが出るのでおすすめです。)

 

個人的にはブラック勤め描写の理不尽さとテンポがチェンソーマンのギャグみたいで笑ってしまったのですが、おそらくこれはブラック勤め経歴がないから言えることで実際に経験がある人には辛かったり別の見方になるのでは……と思います。

 

作業には向いていないかもですが、とにかく絵面が最強なのでおすすめです。

『悪魔のいけにえ』を観ました

昨日は『悪魔のいけにえ』を観ました。

 

怖いのかと思って古典ホラーの中でも視聴していなかったんですけど、そんなにびっくり描写もスプラッタ描写もなく、異様な一家が描かれるだけという感じ。

 

基本的な話の内容としては、墓荒らしが多数起きている土地に男女5人が墓の無事を確かめに行くという話。そこでレザーフェイスを含む異様な一家に襲われてしまうというもの。

 

感想なのですが、個人的には面白いのかなこれ……?という感じでした。尺の半分くらい女の人が叫んだりレザーフェイスともっちゃりとした追いかけっこをしているような気がします。あまりに叫ぶので女優さんの喉の心配をしてしまった。レザーフェイス、どちらかというとスクリームのゴーストフェイスのような可愛げのある(?)殺人鬼で、足が遅いんですよね。チェンソーを持っているので尚更……。

 

レザーフェイス、てっきりチェンソーがメインウェポンなんだと思ってたんですけど、どうやらチェンソーは主に人を解体するのに使うらしく、主に使われるのはハンマーでした。屠殺と同じように殺されるので特にびっくりする間も無く気を失うのであっさり気絶・死亡するパターンが多かったです。解体の時も直接画面に血や身が映ることはなく、レザーフェイスチェンソーを振っている映像になります。

 

どうやら少し前に続編が出ていたらしく、あらすじを読んだら事件が起こった1時間後にその異様な一家が殺されているのにはちょっと笑ってしまいました。そんなことある!?

 

ホラーを見てみたいけど怖いのが苦手な人とかにいいのではないでしょうか。

『鬼滅の刃 無限列車編』を観ました

先日機会があったので観てきました。一応アニメは一通り、漫画は11巻までなら目を通しており、実際に読んだときに「こんな短いところを映画にするのか……」と思った記憶があります。ちなみに順番としてはアニメから漫画に入ったのでアニメの方がシリアスでテンポがゆっくりめ(というか漫画がめちゃくちゃさっくりしていて早い)ことにめちゃくちゃ驚きました。あと案外漫画はギャグテイストだった。

 

映画なのですが、「アニメより漫画のテンポの方が好きだからなんともいえないけど贅沢な気持ちにはなれるだろうな」という気持ちで挑んでいたのですが、イメージ通りのものでした。あといかに煉獄さんの人生を美しく描くかに力が入っていることがわかりました。ただアニメ化することにより癖が強くなるシーンもあるので線引きが難しいなとも……。

 

好きなシーンは冒頭の列車が煙で揺らめきながら映るところ(煙の熱で屈折しているのがすごく綺麗)と戦闘です。やっぱり戦闘がかっこいいとうれしい。鬼が格闘技を極め素手で挑んでくるのに対しこちらは刀で応戦するの、明らかな力の差なんですけどそれでやっと互角なんですよね。 

 

あまりに映画がそつがなかったので語るところがあまりないのですが、時期が時期なだけに映画の予告が邦画ばかりできついものがありました。特にドラえもんのスタンドバイミーとか……。邦画、感動系と恋愛系がめちゃくちゃ多い気がしているのですが、もしかしてそれが主流なんでしょうか。きつい……となるから印象に残っているだけなんでしょうか。わからない。野木亜紀子脚本の罪の声は気になるのでそのうち見たいですね。

 

アニメ視聴後推奨ですが、贅沢な気分になりたい人にはおすすめです。

 

 

『インセプション』を観ました

現在公開されてる『TENET テネット』を観ようか迷っており、同監督の映画『インセプション』を観ました。

 

↓『インセプション』予告

https://youtu.be/ZfDm3s_IcqM

 

これ結構難解じゃないですか……?B級映画ばかり最近見ていたので2時間半の尺の理屈立てる映画に体が馴染んでない。『ジョーカー』を観たときと同じような心持ちになりました。お金がかかってるのもわかりますしすごいけど……けど……という。終わり方もなんとなく似ていますし……。1回目は流し見で……くらいの気持ちだったんですけど普通に流し見れるものではなかったので字幕吹替それぞれ一回ずつ見てなんとなくわかったかな程度です。途中作戦するために仲間を集める部分、2回目で10分程寝ましたが……。

 

ちなみに内容としては設計した夢の中で特定の人物に計画した行動をさせ、深層心理に思い通りの行動をするように刷り込むミッションを行うというものになっています。やってることは夢なので壮大なのですが、現実では対象に対する深層心理への干渉するだけなので夢と現実の齟齬が大きい完全犯罪のような感じ。実際深層心理への干渉で対象が思い通りに動くかもわからないのですが……。これ小説で読みたかったですね。

 

単純に勢い重視の私にはあまり合わなかったであろうっぽいです。映画が2時間半あるのもありますが。個人的に夢が現実になるものは好きなんですけど(パプリカや仮面ライダー平成ジェネレーションズForeverなど)現実と夢が曖昧になるのはそんなに好きじゃないっぽいなというのがわかりました。あくまでも個人の好みなので観る人によりそうな感じ。ちなみに胡蝶の夢的な終わり方で好きなのは超光戦士シャンゼリオンです。

 

でもやっぱりお金のかかっている感が良くて、いちいち映る画面が綺麗なんですよね。映画の色彩や撮り方が綺麗だとうれしい。オチのつけ方はピンときませんでしたが、余韻の残り方はすごい良いんですよね。アクションもかなり面白くて、無重力状態の人を筏状につなぎ合わせていたりとかがあります。夢の深層心理まで潜るためにエレベーターで降りていくシーンが好きです。根室記念館みたいで……。あと基本的に登場人物が寝ており、夢は何階層かあり、潜るほど体感時間が長くなるので、同じ速さとして演出しようとすると下層の夢ではがっつりアクションしてるのに上層の夢ではすやすや寝寝ながら車に揺られている様子がスローモーションで流れたりします。ギャグっぽくて好きです。あと渡辺謙が出ます。

 

今回観るタイミングからか作風からか私には合いませんでしたが、不思議な感覚になれます。気力と体力があり眠くない時に見るのがおすすめです。

 

 

 

『記憶にございません!』を観ました

今日は故あって『記憶にございません!』を観ました。諸事情で流し見な部分もありましたが……。あらすじとしては、悪政を敷きすぎて石を投げられた総理大臣の記憶がなくなってしまい、どうにか総理大臣を続けるという話です。

 

↓『記憶にございません!』予告

https://youtu.be/rouyCuTyCko

 

この映画は三谷幸喜作品で記憶喪失ものなので共感性羞恥の心配をしていたのですが、うまい具合にギャグと絡めてあるので軽い感じで観れました。三谷幸喜作品、ステキな金縛りや有頂天ホテルは好きですがラヂオの時間は泣くほど嫌いなので不安だったのですが、楽しく観れました。2時間あるのを感じさせない軽さ。話もわかりやすいというか、オチのつけ方が個人的には好きです。風呂敷を畳め切らない希望を残した余韻の持たせ方になっていました。オチが好きなのでここでは話しません。君の目で確かめてくれ……!

 

強いて言うならニュースキャスターが他から浮いて見えるというか妙に外国の番組みたいな政権批判だなあと思いましたが、リアリティラインとかの問題なのかもしれない。

 

あとキャストも良くて、クセの強い小池栄子がとにかく面白くて場を和ませてくれます。個人的には小池栄子が最高映画に属してしまいました。邦画はあまり数を観ていないので、まだこの映画しかありませんが……。佐藤浩市草刈正雄はいつも三谷幸喜作品に出てるよね、この2人出るだけで三谷作品なのかなって思ってしまう。他にもディーン・フジオカ、吉田羊、田中圭濱田龍臣ROLLYなどが出演しています。豪華!ROLLYは覇気のないROLLYなので普通にわからないです。

 

個人的には三谷幸喜作品の中で一番好きかもしれないです。何よりオチが良かったので。終わり良ければすべて良しなのでオチがいいと加点が大量に入るシステムになっています。邦画で画面を見なくても結構話がわかるので作業用としてみても問題ないかと思います。共感性羞恥にならないラインとギャグとリアリティラインササ差おすすめです。今だとアマゾンプライムで観れるので是非。

『醒拳』を観ました

↓『醒拳』(GYAOで2020/11/6まで観れます)

https://gyao.yahoo.co.jp/player/00698/v07615/v0736300000000523691/

 

これ再生して5分くらいまで完全に『酔拳』だと思ってました。違う映画だった。通りでGYAO酔拳と検索しても出てこないわけだと……。

 

内容としては、六合八卦拳の使い手のジャッキーチェンとそのいとこがそれぞれの父の仇である末世流の兄弟を倒す話なのですが、最終決戦までがめちゃくちゃ長くて、90分の映画なのに最後の10分くらいしかない。いや、アクションはすごいのですが…………。冒頭とかかなりの割合でジャッキーチェンやそのいとこがどうにかして金を設けようとしている場面だった気がする。

 

あと敵の末世流兄弟(おじいちゃん)がコンビで使ってくる技が謎でよかった。このおじいちゃん達のアクションが一番良い。かっこよかったし。末世流の手下の洋服は結構謎で、胸部分がかなり空いた金色のアオザイみたいなのを着ていた。なんだったんだろうあれ。

 

感想としては、面白くはなかったです。起承転結の承部分がめちゃくちゃ長いので……あとコミカルなのかな?と思ったら案外人が死ぬし、最終的に仇として戦う際ジャッキーチェンの役のいとこがめちゃくちゃ敵を罠で殺すんですけど、その父親が殺されたシーンから直でその最終決戦に移るので「え?父親死んだのいつ知ったんですか……?」と置いてけぼりになってしまう。ただ末世流のおじいちゃん兄弟は本当に良い。キャラデザも白黒の対比でかっこいいし……。

 

よほどジャッキーチェンが好きだとか、悪役のおじいちゃんキャラが好きだとかじゃないとおすすめはできません。話がそもそも面白く感じなかったので……。それでも興味のある方は是非。

『ヒットマンvsキョンシーズ』を観ました

今日は『ヒットマンvsキョンシーズ』を観ました。完全に映画を選ぶのは気分なのですが……。

 

↓『ヒットマンvsキョンシーズ』(GYAOで2020/10/29まで観れます)

https://gyao.yahoo.co.jp/player/10280/v00019/v0000000000000000038/

 

B級映画なのかなと思って観始めたのですが、結構面白かったです。戦闘シーン多いし。ただ2010年の映画らしいのですが、20〜30年前の映画かと思うくらいに画質が悪くて暗くて見えない。アクションとか……かわりに内臓は結構出ます。イメージとしてはターミネーターっぽいな……と思ったのですが、そもそもターミネーターを観たことないので多分黒いサングラスとコートを着ているとそう見えているだけです。

 

内容はタイトル通り殺し屋とキョンシーが戦う話なのですが、主人公側が殺し屋1人とそれに関わった柄の悪い中華料理店の面々5人で、殺し屋は1人しかいません。原題は『God of Vampires』なので邦題のヒットマン部分がちょっと盛ってたのかもしれない。

 

アクションシーンは殺陣がすごい!というほどではないのですが、撮り方がうまいのでかっこよく見えます。あと暗くて画質が悪いせいもあるとは思いますが……。

 

あとキョンシーについて詳しい(?)中華料理店の店主が刀を清めたり札を使うことでキョンシーをバラバラにして封じたりするのですが(何者!?)不死身の敵に対抗手段ができるのでめちゃくちゃ安心します。そして敵も強いので結構鍔迫り合いというか主人公側がピンチになるシーンが多いので主人公や中華料理店の店主などを応援してしまいました。

 

好きなシーンは札を大量生産し敵の本拠地に乗り込むも札が残り一枚になってしまい、二体の敵に対して片方の敵を封じたのちおでこを合わせるようにしてどちらも封じ、動かないように体をガムテープでぐるぐる巻きにするところです。

 

全然期待していなかったのですが結構楽しめたので、グロに耐性があるB級映画が好きな人にはおすすめです。是非。