雑記

好きな映画は『お嬢さん』『青い春』『ピンポン』『天気の子』です

7/11

 朝早くに起きた。夏の爽やかな朝だった。あまりに爽やかだったので、朝から蓮を見に行くことにした。掃除や洗濯を済ませ、蓮が有名なお寺へと向かう。

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 お寺へと向かったところ、先客がいた。地元の新聞社らしい。新聞に載っちゃうのかも!と思い蓮を見ている写真を撮られるが、翌日新聞には別の写真が掲載されていた。よくわからない期待をしてしまった……と気恥ずかしくなった。

 古代蓮(遺跡から発掘された種子を発芽させたものらしい)や中尊寺蓮など、5種類の蓮が咲いているらしい。どれがどの種類なのかはわからなかった。八重の蓮、初めて見たかもしれない。絞りが入っているのも珍しい気がする。古代蓮で調べるといかにも作り物のような桃色の蓮が出てくるので、一枚目の写真のものが古代蓮なのかもしれない。桃色の蓮、自分で言っておきながら植物の形容に植物が使われていて変な日本語だ。

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↑池で見かけた花。茎が四角いし、花の形からもシソ科っぽい。種類まではわかっていないので、判明したら追記したい。

 

 お腹が空いたのでコメダ珈琲店に来た。マップを開いてその通りに進んだら、お店の裏側(高さが異なり塀があり、袋小路)に案内され、お店に着いたのが丁度11時だった。モーニングに間に合わなかったのは残念だが、食べたことないメニューを食べてみようと思い、ピザトーストを頼む。

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 柔らかいたまごペーストがしこたま挟まれたぶ厚いサンドイッチの上部がピザトーストになった代物が届いた。ちゃんとメニューを見ていなかったので、中にたまごペーストが挟まっていることを知らなかった。でかすぎる。私の手のひらよりでかい。衝撃を受けつつ、食べ進める。たまごペーストがパンから脱出しようとするし、ピザトースト部分の具材も脱出しようとする。急いで口に掻き入れることになった。フードファイトをした記憶が強すぎて、味の印象が薄い。ピザトースト部分にスライスした玉ねぎがたっぷり載っていたのがうれしかったかも。

 最近プレイして良かったゲームに「ファミレスを享受せよ」というものがある。その影響でファミレスに行きたいなと思い、お昼を早めに軽く済ませ、その後ファミレスに寄ってパフェでも食べようかな、と考えていた。うっかりコメダ珈琲店に寄ってしまったため、お腹の隙間が全くなくなってしまった。そういう日もある。

 

 ふと、水族館に行きたいなと思ったので向かう。

 到着したところ、バスが2台駐車場に停まっている。なんのバスだろう?と思って見ていると、中から2クラス分くらいの小学生が降りてきた。学校行事と鉢合わせしてしまったらしい。このまま水族館に向かうか、やむを得ず近くのハーブ園に行くか迷った挙句、少し後から水族館に向かいゆっくり回ることにした。f:id:kinrenkanatuki:20230714160509j:image
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↑水族館前の花たち。ミヤコグサアジサイ(ダンスパーティーかな?)、立葵ヤブカンゾウ。図鑑によると、ノカンゾウは小さめで花も一重なのだが、ヤブカンゾウは大きめで花が八重らしい。先日他の植物園で見たノカンゾウ(下図)は確かに一重だったので、なんとなく腑に落ちた。

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↑先日他の植物園で見たノカンゾウ

 

 

(以下虫の写真あり)

 


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タガメ(幼虫)、カヤネズミ、イワナ・ヤマメの水槽、金魚、小学生を避けるためにスケッチしていた魚たちの絵、後日調べながらノートまとめている様子。

 タガメ、明らかにもっと丸みを帯びているよな……?と思い調べたところ、トゲトゲしていてまだらなのは幼虫らしい。絵を描いていたからか、水族館に行ったのに全く魚の写真がない。結露がものすごくて水槽が見えない箇所が多かったのもあるのかも。オキナワマツモムシの水槽で、水のないところに餌であろう白っぽいバッタが避難していた。ヤリタナゴの水槽がお気に入り。赤くてきれいだから……。

 魚をスケッチすることによって、結構魚によって造形が違うことがわかって面白い。シナイモツゴは背骨が曲がっているのが心配になるし、キタメダカは尾鰭が丸く、腹鰭が見当たらない。(メモにむなびれがない?とあるが実際はある)

 水族館の外もかなり植物が多いので、見て回った。
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バイカモ、夏椿、トウバナ、ホタルブクロと思しき植物たち。4枚目の植物は調べてもまだ種類がわからない。最初はアメリカフウロに似てるかな?とも思ったのだけれど、画像を調べたら全然似ていなかった。

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↑桂の木。葉の形が独特で、あまり身近にない植物なので帰宅後種類を調べた。図鑑によると、枯葉がカラメルのような香ばしい匂いがするとのこと。次は嗅いでみたい。


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↑ミヤマアカネと蝉の抜け殻。ミヤマアカネは翅の色の入り方がきれい。蝉の抜け殻はこの日5つほど見つけたのだけど、全て同じくらいの大きさで泥がついていた。ニイニイゼミの抜け殻かもしれない。


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↑何かわからないものがあったので写真を撮っておいた。ヒモワタカイガラムシというカイガラムシらしい。白い部分が蝋で、中に卵が入っているとのこと。


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↑セリの花らしきもの。シャクかな?とも思ったのだけれどセリの方が近い気もする。葉の写真を撮ってこなかったことが悔やまれる。


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↑つやつやの実とノシメトンボと花菖蒲らしき花。

 つやつやの実はそれこそ花菖蒲の実だろうか。ミヤマアカネは翅の先までは黒くないが、このトンボは翅の先までは黒かったのが気になった。3枚目の写真は、かなり水辺に生えているので花菖蒲なのかな?と思ってはいるが、そこまで自信はない。いまだにあやめと菖蒲と杜若の見分けがつかない。すみれもそう。

 

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ワスレナグサとイヌエンジュ。

 実は5年くらい前までノハラムラサキのことをワスレナグサだと思い込んでおり、実物を見たのは初めてだった。結構、花の1つ1つが大きい。イヌエンジュは「この花の塊は何!?」と見た瞬間衝撃を受けてしまった。虫の卵っぽい。


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↑オオイトトンボ、ヤゴ、シデムシの幼虫。

 あまりにきれいなイトトンボが水辺にいるので写真を撮ってしまった。トルコ石みたいな色!サイズ感としては、ハグロトンボより二回りくらい小さくて、なんとなく近づいてはいけない気がした。小さいものは守らないといけないから……。

 ヤゴは裏側からの写真なので、生体なのか脱皮後なのか判別がつかなかった。5㎝くらいあったと思う。このシルエットは、どうやらヤンマ系のヤゴの形らしい。

 3枚目の写真は、見たことのない虫が動いていたので撮ったものになる。成長するといかにもな甲虫になるので、この見た目に反して、前の方に3対脚がついている。体の後ろ半分は引き摺っているらしい。触れと言われると一瞬慄いてしまうけど、黒くてマットな質感ながら光沢があって、なかなかかっこいい虫な気がする。


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シモツケ。雄蕊?雌蕊?が細長く出ている。

 

 湖にも寄った。天気がすごく良いとは言えないが、大量に水が溜まっている様子はそれだけで面白く、うれしかった。鞄にハンカチ代わりに手ぬぐいを入れていたことを思い出し、靴を脱いで足だけ水に浸かることにした。なかなか冷たくて楽しい!

 ひとしきり遊び、乾いている土地に座り、脚を水で流しながら拭いていると、目の前の湖水の中で雑魚が泳いでいた。こんなに近くまで泳ぎにくるんだ!と衝撃を受けてしまった。脚を拭くために座らないときっと気がつけなかった。水に浸かったことでここまで発見できるなんて、と得した気持ちになる。

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 帰宅前に道の駅にも寄った。ジェラート屋さんが併設されていると聞いていたので、いかにも特産っぽいルバーブジェラートを頼んだ。ピンク色であんずっぽい甘酸っぱさがあって、この日の気温にちょうどよい食べ物だった。

 家にあるベニバナ(スーパーの地産地消コーナーでかわいくて買ってしまった。独特のベタついた匂いがある)が枯れてきたので、生花も買うことにした。八重でスプレー咲きの菊がかわいかったので、それの入ったものにした。普段の自分ならカラーが入った花束は選ばないだろうな、と思った。少し冒険をした心持ちだ。

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