10/7
寝起きから寒い。未だに布団の敷きパッドが冷感だからかもしれない。帰ったら冬用の毛足が長いものを出そう、と決意した。その割には、夜あまりの眠さに居間に毛布を引いて寝てしまった。
リビングには既に灯油ヒーターが出されていた。ヒーターが稼働しているときの、焦げ臭いような、暖かいような匂いがした。
朝から猫と戯れた。どこの家の猫なのかは知らないが、やたら人懐っこくきれいな猫だったので飼われているのだろう。体表を擦りつけ、私の周りをぐるぐると回っていた。動けないな、と思った。戯れすぎて遅刻しかけた。
母が、庭であけびがなっているのを見つけた。立派な実だった。既に実が割れてるので食べ頃かもしれない。野葡萄の実もそうだが、あけびの皮も黄色や薄い青、紫がまだらに入っているような独特の色合いをしている。綺麗でいいなと思うが、青斑の色と言われたらそこまでかもしれない。