雑記

好きな映画は『お嬢さん』『青い春』『ピンポン』『天気の子』です

『ビーチ・シャーク』を観ました

GYAOの無料配信映画一覧をたまに見ては気になるやつをピックアップしているのですが、期限が近かったのもあり今日は『ビーチ・シャーク』を観ました。

 

↓『ビーチ・シャーク』(GYAOで2020/10/14まで観れます)

https://gyao.yahoo.co.jp/player/00460/v12921/v1000000000000002346/

 

GYAOの気になる映画の期限と録画した映画の一覧を書き出しているようす

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ビーチ・シャーク』は、人口減少が進んでいる島を救うためと意気込みつつ、町長のボンボン息子が島で音楽パーティーを開こうとするのですが、パーティー間近になり砂浜にサメが出るようになり……!?という話です。サメが進化して砂浜を自在に泳げるようになります。

 

デビルシャーク後なので映画として成立していることにまず感動してしまう。ちゃんとあらすじが説明できるしサメと人が同時に画面に映ります。数千人規模らしいパーティーは多く見積もっても50人くらいしかいませんでしたが……あと文字通りパリピがサメに食われます。字幕版で観ましたがパーリーピーポーと言っていました。

 

観た感想ですが、個人的にはあまり面白くなかったです。ちゃんと映画として成立しているしサメがなぜ進化したのかとか倒し方なども理屈を立てて説明されているのですが、笑いどころがあんまりないのと逆に映画としての体裁が保たれているため印象に残りにくいというか……。私がB級映画に主に求めているものが勢いなこともあり、ちょっとツボにははまらなかったかなあと思います。

 

逆に良かったところは町長のボンボン息子のキャラクター性とサメの倒し方です。町長のボンボン息子、借金を残して半ば勘当のように島から出ていたらしいのですが、島に帰ってくるなり早々父親にパーティーの計画と島の再興を持ちかけます。そこから利益と己の保身のために邁進するわけですが、島で好きな女の子に会って皮肉を言ったりだとか途中で父やその好きな女の子が死んでしまうわけですが、そこに対しての演技だとか感情の表し方がめちゃくちゃいいんですよ。女の子に至ってはサメに下半身を食べられて死んでしまうんですけど、その女の子をサメに食われないように砂浜から引っ張って死なないように(?)内臓を戻したりしようとしたり、ずっと好きだった旨などを話します。結局彼女は息を引き取ってしまうわけですが、死んでしまった後にめちゃくちゃ腰が引けているキスをします。人間味が現れていていい……。最終的にこのボンボン息子もサメに食われて死んでしまうわけなのですが、まずサメの倒し方から。

 

この映画のサメは砂の中にいるものが主なのですが、倒す方法としては「サメを全部誘き寄せて1100度以上の高温で砂を熱してガラスにして閉じ込める」というものでした。なのでナパームでガラス化させるために周囲にサメをおびき寄せる作戦になります。しかし途中で仕掛けが壊れてしまい、ボンボン息子が直しに行くと完全に断線しており、決死の覚悟で自身がサメの囮になり最終的には三方向からサメに食べられてしまいます。この食べられる直前、雪が積もった時に子供が寝っ転がって手足をバタバタさせて模様をつけるやつをやっていて、そこはかなり面白かったです。そして犠牲を得ながらも大量のサメをガラスに封じ込めたと思ったら、今まで出てきたどのサメより明らかに巨大なサメが出てきて、太刀打ちできずに終わる……というオチでした。オチまで話してしまいましたが。

 

ここまで書いて「もしかしてビーチ・シャークのこと好きかもしれない……」という気分になってきましたが、多分町長の息子が好きなだけだと思います。あと町長の息子は主人公ではなく、実際の主人公は保安官なのですがあまり印象には残っていないです。

 

ビーチ・シャーク』、個人的にはおすすめではないですが、明日まで観れるそうなので興味のある方は是非。